モーツァルトの曲調

モーツァルトのほとんどの作品が長調です。 長調とは装飾音が多く、軽快で優雅で美しい曲調です。ですが、晩年に向かうにつれて、モーツァルトの曲調が変わっていきます。同じ長調でありながら、明るく軽快な曲調から、どこか悲しさを感じさせる曲調へと変化していきます。

モーツァルトの曲調について

なぜ、モーツァルトの作った曲は、ほとんどが長調なのでしょうか?

それは、当時の音楽家は自分が作りたい曲を作っていたわけではなく、人に曲を作って欲しいと依頼されて、作曲していたことが大きな理由です。モーツァルトもほかの音楽家と同じように、依頼を受けて、曲を作ることが多かったようです。

クラシック音楽にも流行というものがありました。ロココ様式やギャラント様式などと呼ばれる、長調の曲風です。

人からの注文により、曲を作る時代でしたので、必然的に人気のある長調の曲を依頼されることが多かったようです。

音楽家といえども、自分の好きな曲を作曲しているだけでは、生きてはいけない時代だったのです。モーツァルトが作った曲に長調が多いのは、このことが理由です。

モーツァルトが作った曲は、高い人気を得ますが、ウィーン時代の後半になるころには、その人気も下がってきます。

あまり人に受けいられなくなり、モーツァルトの収入は減ってきます。晩年、モーツァルトの生活が貧しくなった理由も、当時の音楽の流行が関係していました。

モーツァルトの作品

モーツァルトは父親のレオポルトによって、幼い頃から音楽の才能を見出されています。

レオポルトの音楽指導により、モーツァルトは5歳に「アンダンテ ハ長調K.1a」を作曲しています。以来、亡くなるまでの間に、700曲以上を作曲したと言われています。

作品のジャンルは多岐にわたり、オペラやミサ曲などの声楽曲、交響曲、協奏曲、ピアノソナタなど、多数の作品が残られています。

ピアノ

モーツァルトは1784年以降に作曲した作品に対して、目録をつけています。これにより、1784年以降の作品については、いつに作曲されたのかが、はっきりと証明することができます。

以下は、モーツァルトの代表的な作品です。

オペラ

  • 後宮からの誘拐 K.384
  • フィガロの結婚 K.492
  • ドン・ジョヴァンニ K.527
  • コジ・ファン・トゥッテ K.588
  • 魔笛 K.620
  • 皇帝ティートの慈悲 K.621

交響曲

  • 交響曲第25番 ト短調 K.183(173dB)
  • 交響曲第38番 ニ長調 K.504『プラハ』
  • 交響曲第41番 ハ長調K.551『ジュピター』

セレナーデ

  • セレナーデ第13番 ト長調 K.525 『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』

ピアノソナタ

  • ピアノソナタ第11番 イ長調K.331(300i)『トルコ行進曲つき』

宗教音楽(ミサ曲)

  • レクイエムK.626 ニ短調 (未完)

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